日常生活を送る上で、「足」は欠かせないものであり、知らず知らずのうちに酷使され、疲労が溜まってしまっているものです。
そのため、さまざまな「足の悩み・トラブル」があります。
「足に悩みを抱えているけど、もしかして自分だけ?」と不安を感じていませんか?
なかなか人に相談したり、病院で診てもらったりといったような一歩が踏み出せず、放置してしまっていませんか?
同じような悩みを抱える人は、決してあなただけではありません!
当記事では足の悩みやトラブルをランキング形式で紹介していきます。
目次
1.足の悩み・トラブルで代表的な症状とは?
※ホワイトレーベル株式会社の調査結果をもとにグラフを自作
(引用元:https://lb-w.com/news/press20190930.html)
上記のグラフはホワイトレーベル株式会社が20代〜70代までの男性50%、女性50%を対象に行った足の悩みに関する調査結果です。
老若男女問わず、足には何かしらの悩みをお持ちの方が多いことがわかります。
足は、生活する上で、必要不可欠な存在であるからこそ、何歳になっても健康な足を維持したいと思う方は多いのではないでしょうか。
中には、足に悩みやトラブルを抱えていても、なかなか周りに言い出せない、病院にはなかなかいけないという方も、少なくありません。
しかし、足の悩みは、病気の可能性もあるため、放置していると気付かない間に進行してしまうこともあります。
そうならないためにも足の悩みは見て見ぬ振りをせず、早期に解決することをおすすめします。
2.足の悩みトラブルのTOP4
ここでは、上記の足の悩みに関する調査結果をもとに、上位4種の足の悩みに関してランキング形式で解説していきます。
第1位 歩くとすぐに疲れる
最も多かったのは、歩くとすぐに疲れてしまうという足のお悩みです。
足の疲れの原因として挙げられるものは、以下の通り。
1.靴による疲労
ヒールのような安定しない靴、サイズや形が合っていない靴などを長時間履いていると、足は酷使され、疲労が溜まってしまいます。疲労が溜まっていくと、今度は疲労が取りきれず、少し歩いただけでも疲れやすいと感じるようになってしまいます。
2.運動不足
日頃からあまり歩かない、運動はほとんどしない方は、足の筋肉は次第に衰え、少しの運動でも疲労感が強くなります。
また、足は、心臓から一番遠いところに位置する上に、心臓に血液を正常に返すためには、重力に逆らった動きをすることになります。
そのために、ふくらはぎの筋肉が伸縮することで、心臓に血液を送り返すためのポンプのような役割を担っています。運動不足になると、ふくらはぎの筋肉は衰え、ポンプとしての昨日も衰えます。
そうすると、血行が悪くなり、下半身に血液や老廃物が溜まり、むくみや病気の原因にもなるのです。
3.体全体の歪みや姿勢が悪い
日頃の姿勢が悪いまま生活していると、体の骨盤などが歪むようになり、通常の歩行や生活でも、足に負担がかかってしまうことで、疲労を感じやすくなってしまいます。
体の歪みや姿勢は、日頃の癖や生活の中での蓄積で生じてしまうものなので、日頃の生活や姿勢を見直し、意識しながら改善していくことで、足の悩みも解決につながっていきます。
第2位 靴擦れ
そして、同率で最も多かった悩みが靴擦れです。
靴擦れの原因は大きく3つ挙げられます。
靴のサイズが大きく、歩行時にかかとが擦れている。
靴のサイズが大きいと、かかとと靴のソールの部分に隙間ができてしまい、歩行するたびに摩擦が生じてしまいます。
この摩擦が、靴擦れの原因となるのです。
靴のサイズが小さく、靴の履き口がかかとにめり込んでしまっている状態
逆に靴のサイズが小さすぎると、靴の履き口、縁の部分がかかとに食い込むようになってしまいます。
そのまま歩行すると、かかとは圧迫され、大きな負担がかかり靴擦れが発生します。
ソールが硬く、歩行時にかかとがついてきていない。
これは、新品の靴にありがちなことです。
新品の靴は、ソールの部分がまだ硬くなっており、反り癖がついていません。
そのため、歩行時に靴がまだ足の形にフィットしておらず、靴擦れになってしまいます。
第3位 外反母趾
外反母趾とは、足の親指の骨格が小指側に変形し、親指の下あたりが外側に出っ張るようになり、「くの字」のように変形してしまうものです。
主な原因は、ヒールなどのような。つま先の形が変則的な靴を長時間履いていたりすることです。
そのため、女性に発症することが多いのも特徴の1つです。
外反母趾を放置していると、変形はどんどん進行し、靴が履けなくなり、痛みも生じるようになり、歩行も難しくなります。
さらに進行すると、手術が必要な場合もあります。
第4位 扁平足
扁平足とは、足の裏にある土踏まずの形が崩れてしまい、平な状態になってしまうものです。
土踏まずは、大人になるにつれて高くなっていきます。
主な原因は、運動不足などによる足の筋力の低下、歩き方の悪い癖、発達的な問題、肥満などによる足への負担の増加などが挙げられます。
激しい運動やスポーツなどをする方は痛みが生じることもありますが、扁平足そのものは、病気ではなく、生活に大きな支障をきたすものではありません。
ただし、重症化すると、外反母趾になってしまうことも。
3.さまざまな足の悩みに共通する原因とは?
足のトラブルや、病気などの足の悩みについていくつか紹介してきました。
病気でもそうでなくても、多くの足のトラブルの原因に共通していることは「靴」です。
足の形やサイズは人それぞれ異なります。
そのため、いつも履いている靴が意外と自分の足には合っていないことも珍しくありません。
靴があっていなければ、知らず知らずのうちに、足には大きな負担がかかり、トラブルの元になります。
足のトラブルは、突発的になるのではなく、日々の習慣の積み重ねで発症します。
だからこそ、普段から履いている靴選びは非常に重要です。
4.足の悩み改善へ!まずは靴から見直そう!
足のさまざまな悩みを改善するために、まずは普段履いている「靴」を見直すことが改善への第一歩と言えます。
上記の通り、足の悩みの原因の多くは靴にあることが多く、靴を見直すだけでも治療になることもあります。
最近では、市販の靴ではなく、オーダーシューズで自分の足によりフィットする靴を購入する人も増えています。
靴を見直し、最適な靴を履いてもなかなか改善されない場合は、医療機関の受診も検討してみましょう。
5.最適な靴のチェックポイント5選
オーダーシューズで自分の足に最適な靴を購入する方法もありますが、デザイン性やブランドなど、なかなかオーダーシューズには手を出しにくいと感じる方も少なくないかと思います。
では、自分の好きな靴で最適な靴はどのように見つければ良いのでしょうか。
自分の好きな靴を履く上で、最適な靴を見つけるために、購入の際にチェックしてほしいポイントを5つまとめます。
サイズは最適なものか
靴のサイズが合っていないことは、足の悩みやトラブルの原因につながります。
まずは、自分の足のサイズを知り、最適なサイズの靴を選ぶことが重要です。
ほとんどの靴の専門店では、足のサイズ測定を行ってくれます。
この時注意するべきことは、足のサイズが靴のサイズではないということです。
靴を選ぶ際は、つま先に1cm〜1.5cmほどの余裕を持たせてサイズを決めましょう。
靴の形のチェック
紐などを締めた際に、足をしっかり固定できているかを確認しましょう。
その上で、靴が足の上下左右から圧迫しすぎていないか、靴の履き口が直接足をあっパックしていないか、食い込んでいないかをチェックしましょう。
靴と足の甲の間に隙間がある、逆に圧迫しすぎている場合は、靴の形があっていないという証拠となります。
インソールの形
インソールは、靴の中に敷いてある中敷のことです。
中敷は基本取り外して入れ替えることも可能です。
現在履いている靴のサイズや形があっていない方は、インソールで調整ができる場合もあります。
また、新たな靴を選ぶ際にも、インソールの形は重要です。
インソールが衝撃を吸収できるか、足の裏の形にあっているか、土踏まずを圧迫しすぎずにフィットしているかなどをチェックしましょう。
靴の重量
重すぎては、足の負担が大きくなり、歩行時に疲れやすくなります。
一方で最近では、軽量化を売りにしている靴が非常に多く販売されています。
しかし、必ずしも軽量化された靴が歩行において楽になるとは限りません。
歩行は、振り子の運動と同じなので、ある程度の重さがある靴は歩行の手助けをしてくれます。
そのため、軽ければいいというものではありません。
購入前に実際に履いてみて確かめることが確実です。
試し履きをする際の注意点
試し履きをする際は、片足だけを履いて確かめるのではなく、必ず両足を履いてチェックしましょう。
足のサイズ・形が左右異なる場合も珍しくないため、片足履いてフィットしているから、もう片方も合っているというわけではありません。
そして、両足履いたら、立ち上がって、歩行、片足立ちしゃがむなどして、靴がフィットしているかを確認しましょう。
6.まとめ
今まで、足の悩みやトラブルに悩まされていたけど、放置していた方々も、普段履いている靴を見直すだけでも大きな効果をもたらす場合もあります。
足は、毎日必ず使うものであり、生活する上では欠かせないものです。
さらに、足の悩みのほとんどは、日々の生活の中での積み重ねによって発症します。
だからこそ、慎重にチェックし、日々労ることが大切です。
まずは身近な原因を探り、足の悩みを改善し、健康な足を手に入れましょう。
Leave a Comment