お気に入りの靴を履いてせっかくのお出かけなのに、靴擦れで足が痛くて気分が下がる。
仕事用の靴で靴擦れしてしまって、動くのが億劫になる。
こんな経験はありませんか?
靴擦れにはさまざまな原因があります。
そこで当記事では、靴擦れの原因から、対処法、そして靴擦れにならないための予防策まで徹底解説します!
しっかり自分の靴擦れの原因を特定し、予防することで、靴擦れともおさらばしましょう!
1.意外と知られていない、辛い靴擦れの原因とは?
そもそも、靴擦れとはどのような原因で発生してしまうのでしょうか。
原因から追及することで、靴擦れが起きないようにしていきましょう。
ここでは、靴擦れの原因について解説していきます。
靴が足に合っていない
靴擦れの原因で最も大きいのは、靴のサイズが足に合っていないということです。
靴のサイズは、大きすぎても、小さすぎても靴擦れの原因になります。
大きすぎると、かかとからアキレス腱のあたりが靴に擦れてしまい、長時間続くと、靴擦れになります。
逆に、小さすぎてもかかとが強く圧迫されてしまい、靴の踵の部分にのめり込んでしまう場合があります。
このような形になると、かかとに強く負担がかかり、歩行中に擦れてしまうのです。
購入したばかりの靴で靴擦れが起きる場合
購入したばかりの靴で、踵の部分がまだ硬くなっており、歩行時の本来の反り癖がついていない場合も、靴擦れになりやすくなります。
特に革靴のような、硬い素材の靴で、発生しやすいケースです。
踵が硬いと、歩行時の踵が浮いたときに、本来の反りかえりがなく、靴が踵について来なくなるため、靴擦れが発生するのです。
足に負担の大きい歩き方の癖
ついつい靴に原因があると思い、見逃されがちなのが歩き方の癖による靴擦れです。
靴擦れが起きやすい方の特徴として、どちらか一方の足に体重がかかった状態で歩いている人です。
片足だけに体重がかかった状態で歩くと、次第に靴底は片足だけがすり減ってしまい、一部分に圧力が強くなってしまい、靴擦れの原因になります。
また、女性でヒールを履く方も要注意です。
ヒールは、指先の方に体重がかかりがちになってしまうので、親指などに靴擦れができる可能性もあります。
歩き方の癖は、なかなか自分では気づきにくいところでもあるので、第3者に見てもらったり、鏡で定期的にチェックしたりすることが重要と言えます。
2.様々な場面での靴擦れ対処法
靴擦れになってしまった場合の、応急処置と対処法について解説していきます。
応急処置
出先や仕事中に靴擦れになってしまうことはよくあることです。
その際の応急処置を怠ると、傷口はますます痛みを伴うようになってしまいます。
靴擦れは出血を伴う傷口なので、とにかく応急処置としては、傷口に菌が入らないようにすることが大事です。
傷口には絆創膏を貼ることで、菌の侵入を防ぐことができます。
また、水膨れができてしまった場合も、絆創膏を貼って、皮膚がめくれてしまうことを事前に防ぐことが重要です。
靴擦れに対する処置
靴擦れになってしまった場合は、できる限り早く傷口を治すための適切な処置が必要です。
主な、処置は以下の通りです。
別の靴を履く
靴擦れの原因の多くは靴があっていないために発生します。
そのため、靴擦れを起こしてしまった靴はしばらく履くのをやめて、楽な靴を履くようにしましょう。
その際も、靴擦れを繰り返さないよう、しっかり靴擦れ予防をした上で、履くことが重要です。
化膿予防をする
傷口からは様々な雑菌が入りやすくなっています。まずは、雑菌が侵入しないように絆創膏を貼ります。
また、この絆創膏も汗や蒸れなどにより雑菌が繁殖しやすくなることもあるので、張りっぱなしではなく、定期的に新しいものに張り替えるなどをして、清潔さを保つように心がけましょう。
もし、傷口の周辺が赤くなっているようであれば、化膿予防のために抗生剤の軟膏を塗布すると安心です。
放置してしまうと、治っても跡が残ってしまうケースもあるので、注意しましょう。
皮膚科を受診する
靴擦れは、皮膚と靴の摩擦によって発生します。
そのため、水膨れのような火傷と同じ症状になることもあります。
その場合は、皮膚科に行って診察してもらうことが、完治への1番の近道で確実であると言えます。
3.靴擦れにならないための予防策
靴擦れになってしまうと、歩くのも億劫になってしまったり、せっかく買った靴も履けなくなってしまいます。
そうならないためにも、靴擦れになっていなくても、日頃から予防することが重要です。
ここからは、普段からできる靴擦れにならないための予防策を紹介していきます。
自分の足のサイズを知る
まずは自分の足のサイズを知って、それに合ったサイズ、形状の靴を履くことが挙げられます。
これは、最も基本的なことですが、最も重要な予防策とも言えます。
自分の足に最適な靴とは、サイズがあっていることはもちろんですが、形状や素材なども気にしてみると良いかもしれません。
また、最近ではより一層自分の足に最適な靴を求めて、オーダーシューズを購入できるサービスもあります。
オーダーシューズの場合、購入後のメンテナンスや修理などもできる場合があるので、チェックしてみてはいかがでしょうか?
絆創膏を貼る
絆創膏を貼ることで、簡易的なクッションの役割を担ってくれるため、かかとと靴の直接的な摩擦の軽減につながります。
最近では、靴擦れ対策用の絆創膏なども販売されており、ドラッグストアなどで気軽に手に入れられます。
靴下やストッキングを履く
靴下やストッキングも絆創膏と同じく、靴とかかとの直接的な摩擦を軽減してくれるため、靴擦れの予防になります。
注意しなければいけないのが、靴下といっても、カバーソックスのように、くるぶしが出ていて足のかかとやアキレス腱のあたりがしっかりと覆われていない靴下では、意味がなく靴擦れを起こしてしまうかもしれません。
靴擦れ対策グッズの活用
様々な事情で、靴下やストッキングを履きたくない、履けないというけど、絆創膏は見た目が気になるという方も中にはいます。
そんな方は、靴擦れ対策グッズを活用してみてはいかがでしょうか。
最近では、靴擦れ防止パッドも販売されています。
これは、かかとと靴の間に挟むだけで、外からは見えないようになっています。
歩き方の癖を知る
歩き方の癖で最も多いのが、歩行時に重心が中心に乗っておらず、片方の足に重心が偏っている状態です。
これは、普段からよく履いている靴の裏側を見てみると、靴の外側だけがすり減っている場合があります。
この場合、歩行時に重心が片方に偏った状態で歩いているために、こうなるのです。
また、歩き方の癖を知ることは、靴擦れだけではなく、扁平足などに足の病気などの予防にもつながるので、定期的にチェックすると良いでしょう。
4.正しい歩き方のチェックリスト
自分の歩き方の癖は、なかなか自分で知る機会はないと思います。
しかし、その歩き方の癖が靴擦れの原因になっている可能性も十分に考えられます。
そのため、歩き方を定期的にチェックし、悪い癖を修正することで、靴擦れのできない足を手に入れられます。
とはいえ、歩き方のチェックなんてどこをチェックしたらいいの?何が悪い癖なのかがわからないという方もいると思います。
以下のセルフでできるチェック項目を参考に定期的に確認してみましょう。
第3者にチェックしてもらうと、より確実にチェックできます。
- 立った姿勢を横から見て、耳・肩・腰・くるぶしが一直線になっている。
- 猫背・反り腰・頭が前に出た状態になっていないこと。
- もも、つま先をしっかりあげて、かかとから着地し、真っ直ぐに蹴り出す。
- 歩行中は腕をしっかり前後に振って歩く。
- 重心が左右のどちらかに偏らず、中心に乗っている。
- ガニ股や内股にならないよう、足が平行になっている。
以上の6点を鏡でセルフチェックしたり、誰かに協力してもらいチェックしてもらいましょう。
また、オーダーシューズを制作している会社や店舗の中には、歩行姿勢のチェック・指導や歩行矯正なども同時に行ってくれるところもあります。
靴擦れにならない足を手に入れるためにも、プロに見てもらうことも1つの手段と言えます。
5.まとめ
ここまで、靴擦れになった際の応急処置から、靴擦れにならない足を手に入れるための対策などを解説してきました。
靴擦れは、1度でなってしまうというよりも、日々の積み重ねで靴擦れになってしまうことが多いのです。
そのため、普段の生活の中から、靴擦れにならない足を手に入れる対策を習慣化させていくことが大切です。
日々、生活する中で、「歩行」は欠かせない行為の1つなので、足を労りながら靴擦れのない足づくりを目指していきましょう。
Leave a Comment